慶應大学のオンライン授業はどんなものだったのか

教育

今回は慶應大学のオンライン授業を振り返っていこうと思います。

慶應大学のオンライン授業はどんなものだったのか

私はSFCで鈴木寛先生の「公共哲学」という授業を受けていました。

この授業の初回は朝日新聞 EduAというメディアの取材も入っていました。

以下がその記事です。

朝日新聞 EduA | 慶応SFCの「最高の授業」がスタート さっそく記者も聴講させてもらった

この記事からも感じられるように、オンライン授業が始まった時は「コロナで大変だけど頑張ろう!」という熱気がありました。

特に、SFCは環境情報学部長のメッセージがTwitterでバズったこともあり盛り上がっていました。

家にいろ。自分と大切な人の命を守れ。SFCの教員はオンラインで最高の授業をする。以上。

脇田玲(あきら)環境情報学部長が4月6日にSFCのホームページに載せた「新入生・在学生のみなさんへのメッセージ」の全文だ。

脇田学部長はアーティストとして知られ、映像や彫刻、ライブ活動などを展開している。このメッセージに対して学外からは「高飛車」「偉そうに」などと批判も出たが、脇田氏を知る関係者や学内からは「かっこいい」「さすが」「SFCっぽい」と受け止められている。

朝日新聞 EduA

しかし、SFCのなかでもすべてのオンライン授業がうまくいったわけではありません。

私が受けた授業のなかでも、受けていて正直不安になるような授業もありました。

対面での授業に慣れた私にとっては、オンライン授業の教員との距離感が近過ぎたりしてストレスを感じたこともありました。

あとで聞いたところによると、友人も同じような感想を持っていたそうです。

では、慶應大学全体ではどうだったのでしょうか。

慶大のオンライン授業に関して、慶應塾生新聞の記事はよくまとまっています。

慶應塾生新聞 | オンライン授業始まる 初回講義を終えた現場の声

やはり、オンライン授業はメリットとデメリット両方がありますね。

授業がオンラインになって朝通学のための早起きする必要がなくなったのはいいことです。

しかしキャンパスに行かなければ得られない体験もあります。

特に医学部や理工学部など理系の学部では実験・実習がキャンパスで行えず苦労したと思います。

私の友人は国立大学の理系学部に所属しているのですが、実験の授業は実験データがメールなどで送られてきて、それに対する考察を書いたそうです。

実験は目の前で見ることに意味があるのですが、それがオンラインだと辛いですね。

また文系理系問わず、授業前後の休み時間の使い方も話題になりました。

キャンパスで授業を受けていたときは休み時間に友達と雑談したり、人と話す機会がありました。

しかし、オンライン授業では授業と授業の間の休み時間に人と話すことができません。

授業のビデオ会議が90分ぴったりで終わると、友達と話す機会がないのです。

このような、雑談などの「一見無駄なこと」の価値に気づかされたのもオンライン授業ならではの体験でした。

オンライン授業に対する評価は人によって様々です。

なぜなら、大学によって対応が違ったからです。

授業動画が送られてくるのはまだマシな方で、「教科書の〇〇ページを読んでおいてください」というメールがくるだけの授業もあったとか。

こんな授業だったら、保護者の方に高い学費を払ってもらっているのが申し訳なくなります。

だから、学費減額運動も起きたわけです。

私のところにも学費や施設利用費の減額を求める署名が回ってきて驚きました。

このように、オンライン授業はかなりの混乱を巻き起こしました。

そのなかで多くの教職員や学生は苦労していたと思います。

しかし、そんな状況でも「少しでも環境をよくしたい」と思って試行錯誤していた人がいたことは救いでした。

ただ文句を言うだけでなく、自ら問題発見・解決しようとする人こそ慶應義塾大学の理想の人材像です。

そんな、志のある教職員や学生の方々のオンラインでの活動には感謝しています。

「公共哲学」の授業で鈴木寛先生が仰った"Best Effort"、最大限の努力をして行くことが今後ますます重要になるように思います。

私も、慶應の学生として自分にできることを見つけ行動していけたらいいなと思います。

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