自分がかつて省エネ人間だったときの話【セルフハンディキャッピング】

魔法人生

今日、こんな投稿を見ました。

セルフハンディキャッピングについての投稿ですね。

*KUというのは京都大学のことでしょうか。

セルフハンディキャッピング

失敗するのが怖いから努力を放棄する。

それがハンディキャッピングです。

セルフ・ハンディキャッピング(self-handicapping)とは、自分自身にハンデを課すこと。よく挙げられる例が、テスト前に、ついマンガを読みはじめたり部屋の掃除をしてしまったりすることです。

本当なら、持てる時間の全てをテスト勉強につぎ込んで良い結果を出すべきなのに、あえて「貴重な時間を無関係な用事に割く」という不利な条件(ハンデ)を自身に課し、やるべきことを先延ばしにしてしまっています。

STUDY HACKER | セルフ・ハンディキャッピングとは? やってはいけない言動例と克服法

私はこのハンディキャッピングをよくやっていました。

よくいう「俺はまだ本気出してない」ってやつですね。

セルフ・ハンディキャッピングの心理的効果を利用すれば、試験の結果が悪かったとしても、その理由を「本気を出さなかったからだ」と自分に言い聞かせることができます。「本気を出せば、自分は良い結果を出せる」と思い込む余地を残しておけるのです。

引用元 : 同上

人がセルフハンディキャップ戦略をとると、周りの人は「いったいいつになったら本気を出すんだ?」と思うでしょう。

このハンディキャッピングは勉強でよく現れます。

特に、テスト勉強や受験勉強、資格試験の勉強に多いです。

私も高校まではよくプライドを守ためにハンディキャッピングをしていました。

当時の私は完璧主義で、プライドが高く失敗を恐れていました。

もし努力しても人に勝てなかったら自分が無能だと認めることになると思っていました。

また、それ以上に「努力しないで結果を出せたら自分は天才だ」と思っていました。

それが、いわゆる「省エネ人間」です。

私は、省エネ人間の恐ろしいところは一見合理的な点だと思います。

「面倒なことはやらない」「疲れることはやらない」というスタンスは楽です。

私も特に小中学校のときはその傾向が強かったです。

小学校では学級委員なんてやらなかったし、縦割り活動のリーダーも先生に言われて嫌々やっていました。

また中学にあがると大人びた同級生もいて、学級委員なんかを率先してやる生徒はすごいなと感じました。

しかし私はまだ省エネ人間のままでした。

そんな私が少しずつ省エネ人間から変わっていったのは中3くらいからだと思います。

中3のとき、何かのきっかけで運動会の応援委員になりました。

正直私は応援には全く興味がなかったのですが、友達が応援委員になったから一緒にやることになったのだと思います。

それで、運動会の前には休み時間に集まって応援の練習をしました。

応援委員は委員会活動で応援の仕方を覚えます。

そして、それをクラスに持ち帰ってみんなに応援の仕方を教えるのです。

私はそれまでクラスのために何かをするなんて考えはなかったため、応援委員はいい経験になりました。

そして、私の省エネ人間を打破したのは高校での体験でした。

もともと私は高校では勉強に専念しようと思っていました。

高校の勉強は大事だと思って勉強を頑張るつもりでした。

しかし、同時に心のどこかで「このまま勉強だけしていてもつまらない」と感じたのです。

自分は決して真面目な人間ではありません。

ところが中途半端に育ちがよかったせいか、変に真面目そうに見られることが多かったのです。

正確には、真面目というか融通がきかない、頑固という方が正しいかもしれません。

なんというか、周りから見てあまり面白くないやつだったのだと思います。

そんなわけで、高校生活を楽しみたいという気持ちから生徒会に入ることにしました。

生徒会に入るなんて、省エネ人間からしたら意味わからん行動です。

私はその時もまだ省エネ人間でしたが、衝動的に生徒会に入るという決断をしました。

なんとなく見学に行って、よくわからないけど面白そうだったので入りました。

今思うと生徒会の先輩に対する憧れみたいなものでしょうか。

生徒会に入ってからは、面白い先輩にいじられてカルチャーショックを受けました。

実際、生徒会は社交的な人が多くて面白かったです。

もともと生徒会は学校の運営のために真面目に活動する組織です。

しかし、やはり何か課外活動をやろうという人は面白い人が多かったのだと思います。

生徒会の記憶は、仕事の具体的な内容よりも雑談の方が印象に残っています。

それだけ楽しかったということでしょう。

一方で生徒会には省エネ人間がいなかったかというと、そんなことはありません。

生徒会にも色んな人がいて、省エネ人間もいればそうでない人もいました。

ただ生徒会の省エネ人間は少し変わっていて、分野によって省エネかどうかが変わりました。

簡単にいうと、好きなことには熱中するが好きでないことはあまりやらないというものです。

そういう人はもともとあまり勉強を重視していなくて、勉強から逃避するために生徒会活動をやっていた面もあったかもしれません。

私も同様に勉強から逃げていました。

勉強も自習はテスト前しかせず、塾でなんとかカバーしている状態でした。

その状態が、高1の4月から9月くらいまで続きました。

今振り返ると、そのときはあまり目標もなくなんとなく生きていたのだと思います。

自分が小中学校であまり面白くない人間だった分、生徒会で遊びに目覚めたのでしょう。

今思うと恥ずかしい話ですが、生徒会で遊びに目覚めたのは少し遅めの思春期だったのかもしれません。

そんなわけで、毎日友達とおしゃべりしてスマホゲームして寝る生活を9月まで続けました。

しかし9月、夏休み明けの学年集会で私は変わりました。

自己紹介にも以前書いていましたが、以下のような事件がありました。

以下、自己紹介からの引用(現在は消去済み)

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1年の9月までは遊んで暮らしていたが、学年集会で

高校生活の1/6が終わりましたが、皆さんは何か得られたものはありますか?

という学年主任の言葉に目が覚める。

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この学年集会での学年主任の言葉は衝撃的でした。

このとき初めて自分が半年間ほとんど勉強をしてこなかったことに気づき、呆然としました。

私の高校は自称進学校で同級生の大半は真面目に勉強していたため、自分は勉強をサボっていてヤバいと感じました。

それから少しずつ(サボりながらも)勉強するようになり、その後なんとか進級・卒業することができました。

結局、勉強以外の面では省エネ人間を打破するきっかけになったのは生徒会でした。

とはいえ、肝心の勉強面では省エネ人間から脱出することが困難でした。

そもそも「勉強のための勉強」が嫌いで、勉強に対するやる気は低かったです。

勉強も「楽して成績が上がる方法がないかなー」と思っていました。

そんな私が勉強面で省エネ人間を脱し始めたのは高2のときです。

当時、それまであまり勉強を頑張ってこなかったため模試の偏差値も微妙でした。

さすがにこのままの学力では行く大学がないと思い、真面目に勉強し始めました。

当時、大学受験の逆転合格みたいなことをぼんやりと考えていましたが、調べてみて現実には逆転はあまり起きないことを知りました。

受験に関する本を読んだところ、「結果だけ聞くと逆転合格みたいな話でも、実はその過程ではちゃんと勉強している」とわかりました。

考えて見れば当たり前です。

ある日突然勉強に目覚めて短期間で合格なんてそんなにありません。

ビリギャルという本がありますが、学年ビリのギャルが慶應の下位学部に受かるまで1年半もかかったのです。

つまり、「逆転合格自体は存在するけれど受かるまで時間はかかる」ということを知りました。

一般的に省エネ人間は急激に偏差値が上がるような魔法の勉強法を求めがちですが、そんなものはありません。

逆に言えば、急に偏差値が上がったということはそれまで手を抜いていたということです。

結局、私の同学年の受験生も、高1から高3までずっと真面目に勉強していた人が国立医学部に行きました。

私は慶應に受かりましたが、国立大学より入試科目は少ないし楽な受験です。

国立医学部みたいな科目数が多くて難関の試験に裏技は通用しません。

そういうある意味当たり前の光景を見て目を覚ましました。

省エネ人間は「俺はまだ本気出してないぜ」とクールぶっているうちに実力が落ちます。

気付いたら、自分が学力的にも性格的にも底辺になっている可能性があるのです。

だから、自分が省エネ人間だと気付いたら省エネ癖をやめる努力をすべきだと思います。

少しでも自分を変えたいと思うなら。

私も完全に省エネ人間を卒業したわけではありませんが、毎日自分と戦っています。

省エネ人間の癖をやめたくて苦しんでいる人がいたら、ぜひ一緒に頑張りましょう!

応援よろしくお願いします。

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