若いときに勉強を頑張った方がいい理由【遺伝と環境】

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今回は、若いときに勉強を頑張った方がいいと言われる本当の理由を話します。

若いときに勉強を頑張った方がいい理由【遺伝と環境】

なぜ若いときに勉強を頑張った方がいいのか

若いときに勉強を頑張った方がいい理由1

まず、勉強をする目的は人ぞれぞれだと思います。

しかし、私は勉強をする理由は「幸せな人生を送るため」だと考えています。

もちろん勉強をしなくても自分の好きな仕事や趣味を見つけて楽しく生きている人はいます。

しかし、勉強を頑張ることによって将来の可能性が広がることは間違いないでしょう。

なぜこのように言えるかというと、

人生は遺伝と環境と努力で決まるからです。

勉強と遺伝と環境

若いときに勉強を頑張った方がいい理由2

勉強の目的と遺伝子

最初に私の好きな遺伝の話をします。

大前提として、人間も生物の一種ですから生物の本性で動いています。

私たちが理性だと思っているものでさえ、複雑に進化した本性です。

詳しくは進化心理学の本を参照。

だから、私たちは遺伝の影響を強く受けています。

具体的には、人間の遺伝子が私たちの脳(神経系)に働きかけるのは生存と繁殖です。

人間を含むほとんどの生物の肉体は遺伝子の乗り物であり、私たちは(進化論のうえでは)遺伝子を複製するために存在しています。

ということは、必ずしも生存や繁殖に直接結びつかない勉強は本能的な行動との相性がよくありません。

私たちが勉強をめんどくさがるのは、勉強が本能の原始的な欲求と合わないからです。

とはいえ、学校では生存や繁殖に直接役立つ内容を教わるわけではないでしょう。

逆に、学校でお金を稼ぐ方法やモテる方法を教わったら変だと思います。

なぜ学校でお金を稼ぐ方法を教えないかといったら、「すぐに役に立つものはすぐに役に立たなくなるから」です。

お金を稼ぐ方法なんて、特に小手先のテクニックは時代が変われば通用しなくなります。

若いときに勉強を頑張った方がいい理由4

では、学校で教わる英国数理社はなんの役に立つのでしょうか。

実は、学校で教わる五教科はいつか必ず役に立ちます。

すぐに役立つとは限らなくても、生きていれば必ず役立つ瞬間があります。

五教科の内容は小中学校からあまりにも自然に身についているので、いちいち役に立ったことを意識しないだけです。

私たちが学校で勉強する内容は子どもにとってはなんの役に立つのかわからないこともありますが、人によっては20歳か30歳くらいで重要性に気付きます。

例えば、高校国語の漢文。

「漢文なんか無駄だから教えるな」とかいう人がたまにいて、よくTwitterで炎上していますが、本当に無駄だったらとっくに廃止されていると思います。

漢文は古代中国の文章であり、教科書で扱うのは何千年もの間読まれてきた優れた文章です。

特に『論語』などは生き方の指針として有用であり、そこらのビジネス書や占いなんかより数百倍役に立ちます。

例えば人間関係で悩んでいる人は『論語』を読むといいでしょう。

漢文などで高校生のうちに優れた文章に触れることは一生の財産となります。

勉強を頑張った方が精神的な意味で豊かな人生になりそうですよね。

まとめると

・人も生物だから遺伝子の影響を受けて生きている。

・勉強がめんどくさいのは、学校の勉強が本能の原始的な欲求と合わないから。

・学校で教わる五教科はいつか必ず役に立つ。

というわけです。

勉強と遺伝と地頭

では、勉強がいつか役に立つことはわかったとして、遺伝は勉強にどう影響するのでしょうか。

まず、学力はかなりの部分が親からの遺伝で決まります。

親の地頭が高ければ子どもの地頭もよくなります。

遺伝の影響は科目によって差がありますが、学力の4割〜7割が遺伝で決まると考える人もいます。

特に数学は7割が遺伝で決まるイメージがあります。

学力と環境

じゃあ、学力はほとんど遺伝で決まるから勉強しても意味ないのかというと、そんなことはありません。

例えば数学の学力の7割が遺伝で決まるとしても、3割は他の要素で決まります。

その他の要素が環境や努力ということになります。

ただ、「努力を苦痛に感じない性格傾向」さえ遺伝だとすれば、努力で切るかどうかも遺伝の7割に含まれているかもしれません。

そうすると遺伝以外では環境の影響が大きそうです。

学力に環境が与える影響とは、具体的には家庭環境や学校、友人関係があります。

家庭の経済的な余裕が大きければ進学に有利ですし、進学に関する体験には学校によって差があります。

また、友人がどんな進路を選ぶのかも大きな影響があります。

勉強を頑張るのは早い方がいい理由

若いときに勉強を頑張った方がいい理由3

若いときに勉強を頑張った方がいい理由は、若いときの方が遺伝の影響が小さく努力で人生を変えられる可能性が高いからです。

人は幼少期には環境の影響が大きく、成人になると遺伝の影響が大きくなります。

高学歴の親が子の小学校、中学校受験に力を入れるのは幼少期のしつけの重要性を知っているからです(ほかにも理由は色々あります)。

例えば東大卒の人は日本でトップクラスの学力ですが、両親が東大卒でも子どもが東大に行けるとは限りません。

なぜなら子世代の学力は平均への回帰が起こるからです。

このような英才教育という文脈でいえば、語学や芸術なら5歳、10歳くらいまでにやっておくと有利でしょう。

また学校の五教科(英国数理社)なら中学校、高校くらいまでが伸び率が高いと思います。

高校生までであれば、努力して学力を上げることで環境を変えられます。

遺伝に縛られて生きる前に、努力と環境変化で可能性を広げるなら高校生くらいが重要な時期です。

社会人になると仕事の実績が問われますから逆転するのは大変です。

また長い人生でいつか努力しなければならないなら、高校生くらいまでに努力の習慣を身につける方が得だと思います。

やはり一度大学進学や就職をすると、そのあと人生を変えるのは大変です。

もちろん起業・独立するのであれば学歴や職歴はあまり関係ありません。

しかし一つの職場に長く務める場合は進学や就職の時点で生活の満足度に差がつきます。

いい大学に行けば幸せになるとは限りませんが、勉強を頑張って無駄になることはありません。

30代、40代になってから勉強をやり直すのは大変ですから、10代、20代のうちに学生の本分たる勉強を頑張ることが幸せへの近道でしょう。

もちろん芸術家や起業家の才能があれば学校の勉強ができなくても生きていけますが、もし才能があったらこの記事を読む前に才能が開花しているでしょう。

また統計、確率で考えると多くの人は天才ではないわけです。

ということは、自分が凡人や秀才なら相応に生きていく戦略が必要だということです。

以上、「若いときに勉強を頑張った方がいい理由」でした。

ここまでお読みいただいた大人の方は「幼少期に勉強を頑張った方がいいのはわかった。じゃあ社会人の自分はどうしたらいいんだ」と思われたかもしれません。

しかし、大人でも「今日が一番若い」ことに変わりはありません。

学校の勉強だけでなく仕事や趣味の勉強でも好きなことを学ぶといいと思います。

例えば、私が尊敬する投資家のI先生という方は外見も内面もイケてるおじさんでして、常に学び続けているから仕事ができるという人でした。

何を学ぶかということは重要ですが、慢心せず常に学び続ける姿勢こそ人として美しい生き方だと思います。

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