こんにちは。Yです。
今回はツイッターの投稿をもとにフィクションと現実の違いを考えてみました。
フィクションと現実の違い 主人公とは
今回ご紹介するのはこのツイート。
フィクションは主人公だから勝つのではなく、勝つから主人公なんだと。
納得感があります。
これを読んで、受験でも同じようなことがあると思いました。
合格体験記を書いている人は合格したから勉強法を語れるのであり、勉強法を語ったから合格したのではないと。
合格者の陰にはたくさんの不合格者がいるわけで、それを感じられるかどうかが大事だと思うのです。
受験で人生が決まるわけではないですが、受験には勝敗がつきます。
成功者とは多数の屍の上に立つのだと感じました。
ある意味では歴史もそうですよね。
戦いに勝って国を作った者が歴史書を書かせる。
だから歴史書の多くは勝者の視点で書かれていると。
もっとも、近代以降の歴史書では敗者の歴史も調べて客観的に記述するよう注意されていますが。
そう考えると古代、中世の歴史って勝者の歴史という面が強そうです。
また、歴史みたいな大きな話でなくても身近なところに生存バイアスはありますよね。
例えば起業して成功した人は「起業すればいい」と言うことがありますが、失敗しても同じ発言をしていたかは分かりません。
結局、成功したかったら「人はポジショントークをするものだ」と割り切って人の話を鵜呑みにしないのが大事だと思います。
なぜなら、しなくてもいい失敗を避けないと本当に挑戦したいときには体力が残っていないからです。
人に煽られて現実を直視できなくなるようでは成功とはほど遠いのだと思います。
しかし、その現実を直視することさえできれば成功は近いはずです。
それは、人には見えないものが見えるということですから。
そのために具体的にできる努力としては、うまい話を聞いたときに生存バイアスを意識するクセをつけることがあります。
↓生存バイアスの説明に用いられる飛行機の図。Wikipediaより

Illustration of hypothetical damage pattern on a WW2 bomber. Based on a not-illustrated report by Abraham Wald (1943), picture concept by Cameron Moll (2005, claimed on Twitter and credited by Mother Jones), new version by McGeddon based on a Lockheed PV-1 Ventura drawing (2016), vector file by Martin Grandjean (2021).
第二次世界大戦中、統計学者エイブラハム・ウォールドは、敵の射撃による爆撃機の損失を最小限に抑える方法を検討する際に、生存者バイアスを考慮した[4]。
海軍分析センターの研究者は、任務から戻った航空機が受けた損傷の研究を行い、最も損傷が多かった部位に装甲を施すよう推奨した。
ウォールドはこれに対し、分析センターによる研究は任務から「生還した」航空機しか考慮していない、撃墜された爆撃機が損害評価に入っていないと述べた[4]。
ウォールドは海軍に対し、帰還した航空機が損傷を受けていない部位を補強することを提案した[4]。
というのは、帰還した航空機に空いた穴は、爆撃機が損傷を受けても安全に帰還できる場所を表しているからである。
彼の研究は、当時のオペレーションズ・リサーチの分野では画期的なものと考えられている[5]。
帰還した飛行機の損傷部分は、命中しても安全に帰還できる箇所を示している。他の箇所に命中したものは生還できない。(画像は仮説データ)
この飛行機の話なんかは生存バイアスの最たるものです。
日頃から生存バイアスによって誤った意思決定をしていないか考えたいものですね。
また、統計・確率の勉強をすればもう少し冷静に物事を見られるようになるでしょう。
きっと飛び抜けた成功をする人には理由があるのでしょう。
また、運や偶然ではなく再現性が高い形での成功を求めるなら論理的思考が必要です。
そういった意味で、数学を中心に高校までの勉強をしっかりやっておくことは人生の成功につながると思います。
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