人の短所は行き過ぎた長所なのか

人生

こんにちは。Yです。

自己紹介
自己紹介はじめまして。(Y)です。このサイトでは、心理学の視点から教育について情報発信しています。もともとこのサイトの主なコンテンツは、高校生向けの「どうしたら大学に合格できるのか」という情報です。しかし、最近は社会人向けに進...

今回は、「長所とは何か」について考えてみます。

人の短所は行き過ぎた長所なのか

私が好きな本の一つに、『リーダーはじめてものがたり』があります。

この本は、会社でチーム長を任された主人公が、チームをまとめるためにリーダーシップを学ぶという小説です。

この本の中で、「メンバーの短所は行き過ぎた長所だ」という考え方が出てきます。

私は、この考えを知って、なるほどと思いました。

この本を読むまでは他人の短所が気になってしまうこともあったのですが、この本を読んでからは他人の短所があまり気にならなくなりました。

人にはそれぞれ個性があり、得意なことと苦手なことがあります。

だからこそチームを作り、お互いに足りないところを補い合うのだとわかりました。

一方で、「短所は行き過ぎた長所だ」というのが本当かどうかはわかりません。

なぜならこの言葉は、それが事実であるかどうかに関係なく、リーダーがチームのメンバーをどう見るか、捉えるかという心もちの話として出てきたからです。

私は、実際には人には個性があり、長所や短所というのは状況に応じて変わるものだと思います。

例えば、伝統的な日本の大企業で、物事がゆっくり進む職場であれば保守的な性格の人が活躍するかもしれません。

反対に、新しくできたグローバル企業で、物事が進むのが速い職場であれば、保守的な性格の人は活躍するのが難しい可能性があります。

個性というのは、突き詰めれば個人の心理とか行動の特性のことでしょう。

だとすれば、それは遺伝と環境によって決まる部分が大きいと考えられます。

遺伝と環境である程度自分の個性が定まってきたら、あとは自分が活躍できる場所に行くことがよいのではないでしょうか。

その意味でも、自己分析・自己理解をすることは重要だと思うのです。

このように考えると、長所や短所というのは固定的な概念ではなく、環境に応じて変化するものかもしれません。

ならば、長所や短所のように目立つ個性は能力の突出した部分であり、それが環境によってはみ出すかどうかが長所と短所を分けているはずです。

ということは、自分に合った環境で活躍するには、自分の中でどの能力が突出しているのかを知ることが重要になります。

私の場合、突出しているのは直感力でした。

直感力といっても、オカルト的な第六感みたいなものではありません。

この直感力はもっと広い概念で、例えば他者の行動の変化に気付けるというような意味です。

また私の場合、少し人と変わったところがあります。

それは、想像力の偏りです。

私には想像力が強く発揮される場面と、全然発揮されない場面があります。

日常生活では、ちょっと先のことが想像できなくて困ることがあります。

例えば、外出するときに何が必要かを考えていなくて忘れ物をすることなどです。

一方で、考え事をしていると突飛なイメージが浮かんできたり、人と接する中で他者の気持ちを想像して行動することができたりします。

私は、なぜこのような現象が起こるのか考えました。

いかに、私が考えたこの現象の仕組みを書いてみます。

ここからは私の仮説で全く根拠はないのですが、SNSなど、どこかで見聞きしたアイデアが元になっていると思います。

まず、私は想像力が強いです。

だから、他者の気持ちがわかるのだと思います。

一方で、想像力を向ける対象が一つに定まってしまうと他のことを想像できなくなります。

視野が狭くなり、過集中が起こる感じです。

この不器用な想像力も、家庭内で家族の気持ちを想像してきたから発達したのかもしれません。

私の家は幸せな家庭ですが、末っ子の私は両親や上のきょうだいのことを考えて生きてきました。

家庭内では、彼らの機嫌を損ねないように気を遣ったために想像力が発達した可能性もあります。

反対に、想像力が強すぎると、想像力に頼ってほかの能力を伸ばさなくなる危険もあります。

社会生活の中で、多少のミスをしても人間関係の操作で許してもらおうとしたり、数学の問題を解くときに手を動かさずに脳内でわかったつもりになったりするかもしれません。

こういった能力の偏りが私を助け、一方では苦しめたのでした。

今回のテーマは、「人の短所は行き過ぎた長所なのか」でした。

現時点での結論は、「そもそも人の長所や短所は環境によって変わるものであり、ある環境で長所になる特性が別の環境で短所になることは珍しくない」ということです。

私自身、この文章を書いていて、性格について語ることの難しさを感じました。

医学部に入って精神医学の教科書を読んだらもっと色々なことがわかるのかもしれませんが、性格は私のような素人が語るには難しいテーマです。

それでも、現時点で考えていることを文章にして残しておくことには意味があると思うので、こうやって書いてみました。

この文章が、何かの足しになれば幸いです。

コメント