社会を変えるより大事な、本当に必要なこと

人生

今日考えていたこと、特に世の中との向き合い方に関することを共有します。

私は以前、世の中を変えたいと思っていたのですが、最近はあまりそう思わなくなりました。

なぜそう思わなくなったのか、この記事を読んでいただけたらなんとなく理解できると思います。

社会を変えるより大事な、本当に必要なこと

いきなりですが、今日たまたま見たこのツイートに共感しました。

なぜ共感したかといえば、このツイートで私がここ何年かずっと考えていたことがうまく言語化されていたからです。

このツイートはブロガーのorangestarさんの記事を引用したものです。

orangestarさんの記事では、「書きたいことが無くなった」ではなく「考えたくないことが増えた」というタイトルで色々なことが語られています。

内容は、以前と比べてブログの更新頻度が落ちたことから始まります。

その理由として、何かものごとを考えるのが辛くなってしまったことなどを打ち明けられていました。

とにかく、歳をとって、経験や知識を積んで、自分にできることできないこと、人間の集団(社会)にできることできないこと、難しいこと、やったけど結局できなかったこと、結局最後は破綻することが、より正確に見えるようになってきた。

今も昔も、あちこちに問題はある、いろいろある。自分にだったり社会にだったり。昔はその問題について“考えるべきだ”と思って、いろいろと思索をしたり文章を書いたりしていた。そして今も同じように、世界は問題や考えるべきことで溢れてる。溢れてるけれども、その殆どがどうしようもないことだっていうことも、わかってしまった。

orangestar「「書きたいことが無くなった」ではなく「考えたくないことが増えた」」『orangestarの雑記』https://orangestar.hatenadiary.jp/entry/2021/11/11/134335

社会の問題も、誰か明確な悪人がいて起きているとは限りません。

誰も悪意をもっていなくても、なぜか全体として不幸になってしまうことが問題なのでしょう。

上から偉そうに、これはコレコレこういう社会現象ですね、これが原因で、これをこうすれば解決するでしょう、みたいなことは、もう恥ずかしくて言えなくなってしまった。

それがそうであるにはいろいろな理由があるし、そこでそういう状態になってしまっていたり、そういう選択を選んでしまう人には、そうならざるを得ない理由がある。みんな自分の精いっぱいを、瞬間瞬間を必死に生きた結果、そうなってしまって、それを、上から正しい間違ってるというのは恥ずかしいことだと思う。思うようになってしまった。

前掲 orangestar「「書きたいことが無くなった」ではなく「考えたくないことが増えた」」

上から目線で評論家みたいに語るのも嫌になってしまったと。

私も深い共感を覚えます。

もし、そういう人なり現象なり状態なり社会なりに何かできるとするなら、それは、ブログでブロブロいうことではなく、実際その人や状態に接して、丁寧に解きほぐすみたいに時間をかけてやることだけだ。

同上

結局、何か困っている人、病んでいる人がいたら、そういう人と同じ時間を過ごして同じ釜の飯を食い、友達になるしかないのです。

しかし、そういうことをする時間も気力もないというのが現実。

(私も)それを悟ったときの絶望感はすごかったです。

でも、そこに行き着いて初めて分かることもあるのだと思います。

私の場合、まだ20代でこれを書いているのは若者らしくないと思われるかもしれませんが。

ここに行き着いて初めて分かること、それが何かは人によって異なるでしょう。

私の場合は、愛でした。

私は進化心理学という学問に出会って、人間の本性を学んでいました。

この学問(の中でも特に過激な本)によると、人間の肉体は遺伝子の乗り物なんだそうです。

人間も生物である以上、自分の遺伝子を残して拡散するように行動します。

そうすると、基本的には人間は自分勝手な生き物だということになります。

しかし、自分の遺伝子を残すことにつながるのであれば、人間は他者と協力できるのです。

ここで面白いのが、人間は個体の利益ではなく遺伝子の保存・拡散によって動いているということ。

人間は基本的には自分勝手な生き物だけれど、場合によっては他者と協力することもできるように進化してきたのです。

だから人間は所詮自分勝手な生き物で、どうしようもないのだと思って絶望していた人にも、人間を信じられなくても遺伝子を信じるという選択肢ができました。

そうすると、人間に愛情というもの(心のプログラム)が進化してきたという事実に気づくわけです。

そこで私は「人間ってすごいな」「進化ってすごいな」と思いました。

今の私たちの社会が生物の進化によってできているとしたら、すごいことですよね。

私はそれを奇跡だと思っています。

(これは個人の感想であり、科学とはちょっと違いますが)

だから、もっと多くの人に生命進化の面白さを知ってほしいです。

ここまで考えると、やっぱり愛ってすごいなと感じます。

また愛に関しては、以下の記事が泣けるのでおすすめです。

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最後に、この記事の結論としては、記事タイトルの「社会を変えるより大事な、本当に必要なこと」は人間を知ることだと思います。

人間とは何か、どんな生き物なのかを生物学の視点、進化心理学的アプローチから知ることによって人間を愛することができるようになるはずです。

以上!

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